STUDIO TALK ~LATERAL~

週末の出会い

ご縁もあって、
今の自分に大切な考え方を知ったから久々に更新しよう。

秋山道男

・僕は計画屋

僕は過去がない男。
企画屋ではなく、計画屋。
中国には企画という言葉はない。

しっかり計画を立てないと、
山登りをして遭難する。
企画屋は遭難ばかりしている。
計画屋は遭難しない。
絶対に実現する。

・クリエイティブな仕事

クリエイティブというのは、
常に誘惑的にしたいというか、
今までそういう考えをしていなかった人とか、
反対意見を持っている人を
何とかこっちに向かわせようという仕事。

仕事は今作られる。
でも、仕事の結果の作品が世に出て行くとのは
ちょっと先の未来。
僕たちが面白いと思ったり、驚いたり、感動したりするのは、
今そう思っているだけで、未来にそれが出た時に、
それがイケてるかどうかは正直言ってあやしいもの。
だから、未来にも新鮮な血が
かよっているようなものをめざしたい。

明日というのは、世界で初めての日なんだよ。
世界で初めての日にふさわしい、初めてのものを出したい気持ちがある。

だから、人間30過ぎたら、世界で初めてのことを言ったり、
やったり、見せたりしなけりゃ駄目だと思う。
それはアクロバティックなものじゃなくて、
初めてなのに懐かしいような、心と体が持っていたような。

・仕事への姿勢

夢中で仕事をすることが第一。
マナーがあって無茶苦茶な感じ。
無茶苦茶というのは、既成概念からフリーになるってこと。
マナーは、まず読者やエンドユーザーに
絶対にいいものを届けるということ。
そして、依頼人とか、
関わってくれた人とかへの義理人情かな。
マナーを外してまで、無茶苦茶はしたくない。
でも、世の中の行き苦しさから
解きほぐしてくれるような無茶苦茶はしたい。
だって未来に向かうことをやっているわけだから、
現時点では無茶苦茶でも、未来では安定しているかもしれないから。

・ブランドは編集

僕はブランドというのものは編集されたものだと思っている。
その編集というのは、時間と技と空間があわさっているもの。
世界観ごと商品を買うのはブランドを買うって事だから、
そこに編集が生み出す物語がないとブランドにならない。

編集したものに触れることによって、
脳か心の中に新しい汁と言うか、
ドーパミンなのかわからないものが出る。
なんとか汁。
もちろん、それは決して不快なものではない。
驚きと喜びとカタルシス、官能、いろんな味わったことがない感覚が
同時に訪れ、なんとか汁が出る。
それは、その人にとってきっと待っていたものであって、
しかも新しい。
そういうものを求めたい。
単にテーマになっている問題を解決し、
課題をクリアするだけでなく、
それに加えて魅力的になってしまう。
これが本当の魅力づくり。

・編集は発明

人はひとつのテーマで生まれているわけじゃないから、
人生のお供に編集をというか。
編集は編み集めるって書くわけだから、
何をどう編み集めるかということ。

編集というのは、表現じゃないと思っている。
発明だと思っている。
その発明はAとBを編み合わせることで、
思いもよらなかったものが出来てくる。

過剰でありながら独特の安定や
落ち着きを持っている発明。

この世にないものをつくるために僕らはいる。
この世にあるものは既にあるから、もういいじゃない。
世界で初めてをやらなきゃいけない。

僕らがしている仕事は、非常にヤバい仕事だと思う。
余計なものを生み出してしまう可能性がある。
ゴミとかガラクタとか。

ソマリアとか、水を飲まずに死んでいく人たちがいる中で、
色んなものを創っている。ひどいわけさ。
そっちの子供にお金を上げればいいと思うけれど創ってしまう。

今、言っていることはかなり頓珍漢だけど、
それにしても危ない。
でも、危ないことで、頭になんとか汁が出ることによって、
新しい幸せ、新しい感受性、新しい感動みたいなものに目覚めて、
人類がよりよく生き延びることはある。

責任は持てないけどね。
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by sasataka0717 | 2011-02-06 02:31 | TOKYO