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STUDIO TALK ~LATERAL~

伝えるために大切なこと

オモシロイこと

オモシロイというのはゲラゲラ笑えるってことじゃない。
いままで見えていなかった世界が、
雲が切れてスッと見えてくる感じ。
いままで気づかなかったものにフッと気がつくこと。
そのとき雲が切れて、向こうから光が射しこんできて、
面が白くなる。
それが、オモシロイ。

ストックしていくこと

単発のCMよりも。
やはりシリーズものは強い。
一発ねらいのホームランバッターより、
こつこつと単打を積み重ねていく3割バッターの方が、
それだけ確実に企業や商品のイメージを人びとの中に
ストックしていくことができる。
一貫した語り口で語りかけてくる企業は、
人びとに信頼感や安心感を与える。
語り口がころころ変わるのは、
どう考えてもいただけない。

etc
# by sasataka0717 | 2011-04-10 18:01 | TOKYO

What is News

ニュースはやがて歴史になる

1989年ベルリンの壁崩壊
歴史の教科書に載っている。
ソ連崩壊もそう。
エジプト崩壊もそうだろう。

そう、ニュースはいつか歴史になる。
歴史の教科書になる。

歴史の観点でニュースを見る。
ニュースが楽しくなります
# by sasataka0717 | 2011-04-10 18:00 | TOKYO

広告の大きな書き換え作業

今は大量生産、大量消費に依存した
20世紀型の経済モデルは通用しなくなった。
経済成長だけをかぶしゃらに追求するモデルの賞味期限が
切れてしまったのである。
人びとに夢を売ってきた百貨店が、
福袋しか売れなくなっている。
それは、どこか重なっている。

それでも経済問題に環境問題やら
エネルギー問題やらも加わって、
いまの経済モデルは、もう賞味期限どころか
消費期限まで切れかかっている。
経済の成長よりも生活の質を第一に考えるような
モデルに大きく転換しなければならないことは、
避けられないとこまで来てしまっている。

その点で、広告もまた大きな転換期を迎えている。
20世紀型の生活像を描くのに、
広告は先導的な役目を果たしてきたが、
その大きな書き換えにも力を発揮できるかどうかが、

いま問われている。
# by sasataka0717 | 2011-02-07 02:47 | TOKYO

週末のふたつめの出会い

・試みること

「逸脱」や「不規則性」のほうが
「規則性」より面白いし、触発される。

一般的なトレンドに解を求めると
縮小均衡してしまう。

「自転車にパタパタつけたらバイクになる」とか、
「ルマンに行くぞ」と言って
尖っていた人たちが未来を拓いてきたわけさ。

エクスペリエンス(経験)は
エクスペリメント(実験)と同じで、
「試みる」から来ている。


・格差の話

格差の話ははインディビジュアリズム(個人主義)と
コレクティビズム(集産主義)の話になる。


・つながりとは

つながりを考える上で、
ひとつには「コミュニティ」と「ヘテロニティ」が鍵になる。

現代社会では、地縁血縁に由来する同一の価値観を共有し、
全人格的なつながりを求めるような
「コミュニティ」をつくろうとしても無理がある。
異質体がある一点の興味や思いで、
ほんの一瞬あるいは部分的につながるような
「ヘテロニティ」が求められている。

スパイキィな世界に挑む人や尖っている人は、
本来つながりなんていらない。
けれど、どこか一点一瞬でつながるという形はある。

「ある一点、ある一瞬のつながり」が、
実はインターネット時代の非常に大きな構成要素だし、
グローバライゼーションの中にもそれがあるのではないか。
それを既成概念の延長で考えようとしたところに
何か大きなカテゴリーミスが起こっているのではないか。


・アインシュタインの言葉

「知識よりも空想のほうが、はるかに重要だ」という
アインシュタインの言葉が好きである。

自分を解き放つ(リリース)時間と空間を提供する
意味はそこにある。


・豊かな社会のフロンティア

豊かな社会とは試行錯誤や失敗が許される社会。
同時に、相異に対して寛容な社会だと私は思う。
多様性がなければ未来に対応できない。

私たちはフロンティアにおける
多様な試行錯誤を認識した上で、
それにどう対応するかを考えなければならない。

たとえば、日本はどの国よりも先に
少子高齢化社会というフロンティアに直面します。
労働力が減り、生産性も低下する可能性が高い。
これまでの横並び意識で は到底乗り越えられない。
これはいずれあらゆる国が直面することであり、
日本はそのモデルをつくるというフロンティアにあるわけ。
# by sasataka0717 | 2011-02-07 02:37 | TOKYO

週末の出会い

ご縁もあって、
今の自分に大切な考え方を知ったから久々に更新しよう。

秋山道男

・僕は計画屋

僕は過去がない男。
企画屋ではなく、計画屋。
中国には企画という言葉はない。

しっかり計画を立てないと、
山登りをして遭難する。
企画屋は遭難ばかりしている。
計画屋は遭難しない。
絶対に実現する。

・クリエイティブな仕事

クリエイティブというのは、
常に誘惑的にしたいというか、
今までそういう考えをしていなかった人とか、
反対意見を持っている人を
何とかこっちに向かわせようという仕事。

仕事は今作られる。
でも、仕事の結果の作品が世に出て行くとのは
ちょっと先の未来。
僕たちが面白いと思ったり、驚いたり、感動したりするのは、
今そう思っているだけで、未来にそれが出た時に、
それがイケてるかどうかは正直言ってあやしいもの。
だから、未来にも新鮮な血が
かよっているようなものをめざしたい。

明日というのは、世界で初めての日なんだよ。
世界で初めての日にふさわしい、初めてのものを出したい気持ちがある。

だから、人間30過ぎたら、世界で初めてのことを言ったり、
やったり、見せたりしなけりゃ駄目だと思う。
それはアクロバティックなものじゃなくて、
初めてなのに懐かしいような、心と体が持っていたような。

・仕事への姿勢

夢中で仕事をすることが第一。
マナーがあって無茶苦茶な感じ。
無茶苦茶というのは、既成概念からフリーになるってこと。
マナーは、まず読者やエンドユーザーに
絶対にいいものを届けるということ。
そして、依頼人とか、
関わってくれた人とかへの義理人情かな。
マナーを外してまで、無茶苦茶はしたくない。
でも、世の中の行き苦しさから
解きほぐしてくれるような無茶苦茶はしたい。
だって未来に向かうことをやっているわけだから、
現時点では無茶苦茶でも、未来では安定しているかもしれないから。

・ブランドは編集

僕はブランドというのものは編集されたものだと思っている。
その編集というのは、時間と技と空間があわさっているもの。
世界観ごと商品を買うのはブランドを買うって事だから、
そこに編集が生み出す物語がないとブランドにならない。

編集したものに触れることによって、
脳か心の中に新しい汁と言うか、
ドーパミンなのかわからないものが出る。
なんとか汁。
もちろん、それは決して不快なものではない。
驚きと喜びとカタルシス、官能、いろんな味わったことがない感覚が
同時に訪れ、なんとか汁が出る。
それは、その人にとってきっと待っていたものであって、
しかも新しい。
そういうものを求めたい。
単にテーマになっている問題を解決し、
課題をクリアするだけでなく、
それに加えて魅力的になってしまう。
これが本当の魅力づくり。

・編集は発明

人はひとつのテーマで生まれているわけじゃないから、
人生のお供に編集をというか。
編集は編み集めるって書くわけだから、
何をどう編み集めるかということ。

編集というのは、表現じゃないと思っている。
発明だと思っている。
その発明はAとBを編み合わせることで、
思いもよらなかったものが出来てくる。

過剰でありながら独特の安定や
落ち着きを持っている発明。

この世にないものをつくるために僕らはいる。
この世にあるものは既にあるから、もういいじゃない。
世界で初めてをやらなきゃいけない。

僕らがしている仕事は、非常にヤバい仕事だと思う。
余計なものを生み出してしまう可能性がある。
ゴミとかガラクタとか。

ソマリアとか、水を飲まずに死んでいく人たちがいる中で、
色んなものを創っている。ひどいわけさ。
そっちの子供にお金を上げればいいと思うけれど創ってしまう。

今、言っていることはかなり頓珍漢だけど、
それにしても危ない。
でも、危ないことで、頭になんとか汁が出ることによって、
新しい幸せ、新しい感受性、新しい感動みたいなものに目覚めて、
人類がよりよく生き延びることはある。

責任は持てないけどね。
# by sasataka0717 | 2011-02-06 02:31 | TOKYO